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【冬到来】部屋が寒い。隙間風・窓からの寒さ対策を紹介 100均も活用して出費を抑えよう

2023年11月19日

ついこの間まで暑かったのに、いつの間にか冬が到来し寒くなりました。急激に寒くなってくると毎年やりたくなる部屋の中の寒さ対策。

昨今は電気代も燃料代も高くなっているので、可能な限り暖房を使うのは控えたい、けど暖かくしたいという方も多いのではないでしょうか。そんな方にとっては、基本的な窓の断熱を行ったり、色々なところから入ってくる隙間風を塞ぐことがコスパ良く寒さを和らげる方法になります。今回は最近我が家でも実践した方法も交えながら、寒さ対策を紹介します。

そもそも寒い原因は?

部屋が寒くなる原因は数え始めれば数えきれないくらいあるでしょう。

代表的な寒さの原因として、以下のようなものが考えられます。

  • 窓から冷気が伝わる
  • 家のどこかに隙間が空いており、隙間風が入る
  • 24時間換気などから外気が入る
  • そもそも壁や床から冷気が伝わる

一般財団法人 日本建材・住宅設備産業協会の情報によると、部屋をいくら暖かくしても、窓などの開口部から約60%の熱が外に逃げているそうです。また、外気と接している部分からはどうしても冷気が入り込みますし、そもそも外気が直接室内に入ってこれば当然寒いです。

つまり、この60%の熱をいかに室内に閉じ込めるか、またいかに外から冷気が入ってこないようにするかが、寒さ対策のポイントになります。

3⃣の24時間換気については各家庭によるところがありますが、最近のマンションなど高気密住宅においてはシックハウス症候群などの病気を防ぐために常に作動させておくことが推奨されており、寒さ対策としてできることは限られるでしょう。どうしても気になる方は一時的に停止させたり、少しでも外気の吸気量を減らしていきましょう。

また、4⃣に関しては既存の住宅の壁や床に断熱材を追加することは少々現実的ではなく、床にマットやアルミシートを敷いたりするぐらいしかできないでしょう。
※費用をかければそれなりの対策をできるとは思いますが、ここでは可能な限りコスパ良く対策をしたいため省略します。

窓に対する寒さ対策

窓からの熱の移動を減らすため、窓の「断熱性」を向上されることが非常に有効です。合わせガラスというガラスが何層にも重なったものに交換ができれば効果が大きいかもしれませんが、多額の費用が掛かったり、リフォームが必要になってくる可能性もあるため、身近にあるもの・簡単に手に入るもので対策を行いましょう。

そして対策を行う上で重要になってくるのが、「空気」です。

 アルミガラス空気
熱伝導率[W/(m・K)]22110.025

この表の数値は、小さければ小さいほど熱を通しにくく、大きければ大きいほど熱を通しやすい性質をそれぞれの物質が持っていることを意味しています。この表をみると、空気はガラスと比べると40倍も熱を通しにくい性質があり、一般的に窓枠を構成しているアルミはガラスの221倍も熱を通しやすい性質があります。

つまり、ガラス自身に寒さ対策をすることも重要ですが、窓枠であるアルミフレーム自体へ何かしら対策をすることのほうが、より重要であると考えられます。昨今はそういった観点から、そもそもアルミフレーム(アルミサッシ)を使わずに、より熱を通しにくい樹脂フレーム(樹脂サッシ)を使う動きもありますが、窓そのものの交換が必要になってきますので、お金と時間に余裕がある人は検討してみましょう。

1.緩衝材

まず一番手軽なのは、緩衝材、いわゆるプチプチを張り付けることです。梱包材としても使われるため、家の中に転がっていることもありますし、ホームセンターなどで購入すれば、幅1m×長さ10mでも1000円弱で購入することができます。凸凹の1つ1つが断熱性能の高い空気を含んでいるため、ガラスやサッシに張り付けるだけで寒さの緩和が期待できます。しかし、中古で使用する場合はこれらが潰れている可能性もあり、そうすると効果が低減してしまうので注意しましょう。

  • まずは窓全体を綺麗に拭き上げる。アルコールなどを使用して脱脂しても良い。
  • ガラス・サッシの部分を覆うように緩衝材をカットする。
  • 凸凹している面を窓側、全てが繋がっている面を室内側にするように貼り付ける。

この方法は筆者も独身時代にやっており、少しではありますが効果を体感することができました。しかし、設置した後にメンテナンスもせず、取り外すのを面倒くさがり、暑い夏も寒い冬も2年ほどずっと貼りっぱなしにしていると、張り付けていたテープがこびりつき、退去する際に綺麗にするのにとても苦労しました。緩衝材自体はそんなに高価なものではないので、使用するのは1シーズン冬のみで、夏を迎える前に一度取り外して掃除をするようにしましょう

2.プラスチックダンボール

プラスチックダンボール(プラダンとも言います)はダンボールをプラスチックで作ったようなもので、緩衝材より剛性があり、様々な形状を作りやすい特徴があります。緩衝材と同様に内部に空気層を含むため断熱性に優れており、またホームセンターに限らず、100均などでも手に入れることができる、比較的安価なツールになります。ただし、100均のものはサイズが小さいので大きな窓に施工をしようと思うと、やはりホームセンターなどへ赴く必要があります。

直接ガラスに張り付けるなどをしても良いですが、プラダンの場合はいわゆる二重窓を作るほうが効率的に窓からの冷気を防ぐことができるでしょう。

  1. 窓の周辺の縁の部分までの寸法を測り、プラダンをカットする。
  2. テープなどで縁に張り付け固定する。

スライド式の二重窓などをDIYで作る人も多いですが、難易度が少しあがり、また費用も+αになってしまうので、最低限の投資で対策をしたい人は窓を塞いでしまいましょう。

ただし、プラダンは一般的に色付きのものが多く、設置してしまうと外の景色が見れなくなるので、外の景色が犠牲になってもいい場合はプラダンを、そして外の景色も見たいという方は次に紹介するポリカーボネートを使ってみてください。また、張り付けた場合は定期的に張り替えるなどをして、糊が固着しないようにしましょう。

3.ポリカーボネート

ポリカーボネートは加工性も高くホームセンターなどで簡単に手に入ることからDIYの界隈ではよく使用されます。寒さを低減する原理はプラダンと同じで、硬いストローを連結させたような構造を持ち、その中の空気層によって熱を遮断します。こちらは強度もプラダンよりも高く、透明度が高いため、プラダンのデメリットであった外の景色が見れなくなる点を緩和してくれます。ただし、背反として商品の単価が少し上がります。

プラダンやポリカーボネートを使用する際の注意点として、埋める窓が大きくなればなるほど、効果を発揮するのが難しくなるということです。板が大きくなるほど、たわんだりずれが生じたりし隙間が空いてしまう可能性が高くなります。そうすると、せっかく冷たい空気を遮断するために導入したのに、隙間から冷たい空気が漏れてしまう状況が発生してしまいます。もちろんそれでも対策しないよりはマシかもしれませんが、どうせやるならきっちり効果を出したいですよね。もしも気になる人は補強材を這わせるなどして板全体の剛性を上げつつ、極力隙間が空かないように施工しましょう。

4.機能性(遮熱)カーテン

最近ではニトリなどで、機能性カーテンが売られています。遮光・遮音・遮熱など色々な機能を持たせたカーテンであり、既存のカーテンと付け替えるだけで効果を発揮できるため、非常に手っ取り早く簡単です。

ニトリの場合は1cm単位でオーダーすることができるため、自分の部屋にぴったり合ったサイズに仕上げることができますし、何よりも室内の見栄えを損なうことなく寒さを改善できる点がお勧めです。しかし、カーテンの左右や下からの冷気の流入を防ぐことはできませんので、これまで上げた対策と併用していくと、より暖かい空間を作ることができるでしょう。

隙間風に対する寒さ対策

隙間テープ

窓自体の建付けの悪さやサッシの歪み、周辺のゴム部品の劣化などで、窓とサッシの間に隙間ができ、窓を閉めていても隙間風が入ってくるという現象が発生します。

根本的に歪みを無くすことは現実的ではなく、できてしまった隙間を埋めることが費用を抑えつつ、手っ取り早くできる隙間風対策になります。隙間テープは100均でも手に入れることができ、種類も豊富にあるため、自分の埋めたい隙間の大きさや幅に合わせて購入し、施工をすることができます。

テープを選ぶ際はそのテープの厚みに気を付けましょう。5mmや10mm、20mmなど厚みだけでも複数の種類がありますが、あまりにも分厚いものを選んでしまうと、窓の開閉が難しくなってしまう場合があるので、まずは実際の隙間の大きさを確認したうえで、気持ち大きいくらいのものを選ぶと良いでしょう。

いざ施工しようとした際に、サッシのレール部分やゴム部分が結構汚れていることがあります。汚れているところに隙間テープを貼ると、期待通りの粘着力を発揮できないため、一度綺麗に拭き上げたり、アルコールで脱脂するなどの下処理をしましょう。

最後に

もうすぐ本格的に冬が到来します。現時点で部屋の中が寒いな、と感じている方は今のうちに窓周りの対策をしてみましょう。

意外と身近にあるもので簡単に寒さ対策ができますし、100均を活用すればコストも抑えることができます。

今年の冬は暖房代を賢く節約しながら、暖かい部屋で快適に過ごせるようにしましょう!

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