「Born To Run」という名著をきっかけに話題になっているベアフットシューズ。
興味はあるけれども調べてみると・・・
- 足が痛くなる
- 体に不調が出た
というネガティブコメントが多い。
またどういった靴なのかよくわからないし、その上値段も高いし、ちょっと手を出せない、という人も多いのではないでしょうか。
そんな人のためにも、今回は普段使いオンリーの私が実際にベアフットシューズの代表格のひとつであるビボベアフットをしばらく街中で履いてみた体験談、感想を紹介します。

Contents
デメリット4選
足は痛くなる
裏切るようなことを言いますが、ベアフットシューズは履き始めは足が痛くなります。
痛くなるといっても怪我的な痛みではなく、筋肉疲労のような痛み。
ディズニーとかテーマパークを1日中歩きまわっていると、足が疲れて痛くなりますよね?そんな感じです。
といっても、これはやはり現代人が足を使っていないからこその背反かと。
最初は30分とか、コンビニ行くだけで使うとか、徐々に使用時間を延ばしていくことで慣れていきます。
1か月くらい履いていると、1日歩いていても何とも感じ無くなります。
暑くて寒い
ビボベアフットに限らず、ベアフットシューズはソールが薄くてメッシュ素材でできていることが多いです。
そのおかげで冬場は冷たい空気と地面からの冷気がダイレクトに伝わります。
夏場は蒸れはしないけど、コンクリートの熱気を感じることができます。
自然派の人にはもってこいの一品ですね。
店舗が少なすぎる
靴を履くとき、大体試着をして自分の足に合っているかどうか、履き心地など確認すると思います。
ビボベアフットは日本ではそれこそ関東や関西など大きな都市圏にしかほぼ店舗がなく、地方にいる方は実物を見たくても見ることすらできません。
またベアフットシューズとかはサイズ感がとても重要なのにそれを確認するのがかなり困難です。
それもあって、ベアフットシューズへの敷居は高く感じます。
私の場合はたまたま旅行で京都に行ったときに店舗があったので試着しました。
ランニングはしずらい
一般的なスニーカーはソールが柔らかいので、走った時に反発で体を前に推し進めてくれる感じがあります。
もちろん慣れは必要ですが、ビボベアフットはそういったクッション性とかが皆無なので、本当に自分の力で地面を蹴って、前に進んでいく必要があります。
それもあって、ランニングに適しているのかといわれるとちょっと微妙かも。

メリット4選
足が鍛えられる
履き初めに足が痛くなるデメリットに反して、履き続けることで足が鍛えられているのを感じます。
もともと私の場合はショッピングモールとか行っても足が疲れがちでしたが、この靴に変えてから足の疲労を感じることが減りました。
やはり継続は力なり。


体のバランスが良くなった
私はしばらくの間右足だけに痛みが出て歩行も辛いような状況があり、インソールなども色々挑戦したし、靴もクッション性に優れたものを選んでいました。
とはいえ完全に痛みを取り去ることは難しかったところがありますが、ベアフットシューズとオーダーメイドインソールの組み合わせにしたら全く痛みを感じることが無くなりました。
たまに他のスニーカーを履くと
- 地面と遠い感じがする
- なんかグラグラ不安定な感じ
- 靴が小さい(特に足先)
などのところで非常に違和感を感じるようになりましたが、これはベアフットシューズを履くことで足本来の機能を向上させることができているからこそ、体感することができていると思います。
立っているときも仁王立ちでどっしり構えることができるようになりました。
スタイリッシュ
ベアフットシューズは一般的なスニーカーと異なりあまりデザイン性に優れたものが多くありません。
しかしビボベアフットは非常にスタイリッシュなデザインで、街中で使っても問題ない見た目をしています。
歩くのが楽しい
ベアフットシューズはソールが薄くて地面の凹凸や状態を裸足感覚で感じることができます。
砂利道やあぜ道を歩いていると、石ころや落ちているモノの大きさを足裏で感じることができ、歩くことが非常に楽しくなりました。
これで山道とかを歩いたら、ものすごい数の情報を足裏で感じることができ、更に自分の足を育てることができるのではないでしょうか。
子供にもお勧めしたい
個人的にはベアフットシューズは子供にもおすすめしたいです。
まだまだ体が成長していく過程にある子供にとって、足をうまく使うことは非常に重要だし、足をうまく使えれば体の他の機能・動かし方も向上することが期待できます。
本当は裸足で走り回って、足の裏で色々なものを感じながら成長していくのがいいのでしょうが、現代社会で裸足で走り回ることは難しいです。
そんなとき、ビボベアフットは子供用の靴も取り扱っているので、選択肢の一つになるのではないかと思います。
なんなら、もう機能がかなり低下した大人が履くよりもずっと価値があるかもしれません。

個人的には買って非常に良かった!
どんな靴にも一長一短があるように、ベアフットシューズであるビボベアフットにも一長一短があります。
また、いい感じに紹介をしていますが、こういった類の靴を数週間や数か月履いていたところで、これまで何十年と積み重ねてきた足の使い方がすぐに修正されて効果を最大限発揮できるわけではありません。
私の場合は少なくともベアフットシューズを履くことで「なんか歩くのって楽しいカモ」って思えるようになったことが何よりも良かったかもしれません。
歩くことが健康に良いということは自明の理でありますし、そういった気持ちの変化を大切にして、たくさん歩いて、健康な体を手に入れてみてはいかがでしょうか。
ビボベアフットは店舗も少なく、値段も少し高いので、興味があれば別の記事で紹介しているSAGUAROのベアフットシューズから入門してみることをお勧めします。
以上、ありがとうございました。