以前紹介させてもらったJCBマジカルクリスマスへの当選確率を上げる方法の中で、支出をとりあえず全て集約させることが大事ということを述べさせていただきました。
支出のすべてをJCBに集約させることで、純粋な応募口数が増えて、JCBが開催するイベントに対しての当選確率を上げることができます。しかし、JCB STAR MEMBERSという制度を活用すれば、さらに効率的に応募口数を増やすことができます。
この制度はそもそも対象となるイベントが限られてしまうのが現状であり、マジカルクリスマスなどの特別なイベントに関しては対象外のため効果を発揮できません。しかしながら、ものによっては非常に効率的に応募口数を稼ぐことができるため、今回は参考までにJCB STAR MEMBERSについて紹介していきます。
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JCB STAR MEMBERSとは
JCB STAR MEMBERSとは、JCBカードの利用額に応じてランクが上がったり下がったりするシステムです。楽天カードとかでいう、ダイヤモンドとかプラチナとかそういったランク分けのシステムになります。
JCBの場合は4つのランクに分類されますが、30万円未満の利用額だとランク分けされません。
会員ランク名 | 利用金額 |
---|---|
ロイヤルαPLUS | 300万円~ |
スターαPLUS | 100万円~ |
スターβPLUS | 50万円~ |
スターePLUS | 30万円~ |
会員ランクの決定時期
JCBの会員ランクは1年に1度しか決まるチャンスがないため、なかなかシビアな戦いになってきます。
利用額の集計は毎年1年間、12月16日~翌年の12月15日の間に行われ、メンバー特典については、その翌日から適用されると同時に、さらに翌年の利用額の集計が始まります。下図を見てもらえるとざっくりしたイメージがつかめると思います。
前の年に頑張ってランクアップしておけば翌年はその恩恵をずっと受けられる一方で、ランクアップにはあと少し足りなかった、という状況になってしまう可能性も無きにしも非ずです。
メリット1:ポイント倍率がアップ
JCBのポイントである「OkiDokiポイント」が、ランクに応じて貯まりやすくなるという仕組みがあります。このポイントの貯まり具合は、会員ランクとカードの種類によっても変わってくるという複雑さを有していますので、まずはカードの種類について説明していきます。
ポイント戦略
JCBの「OkiDokiポイント」は1000円で1ポイントが貯まります。楽天カードなどが100円で1ポイントなので、それと比べると雑魚すぎるのでは?と思いますが、雑魚な点は否めないですが出口戦略が少し違います。
OkiDokiポイントの場合、交換先にもよりますが、1ポイントが大体3~5円分くらいの価値と交換することができます。例えばディズニーランドのチケットが2200ポイントで1枚ですが、これは利用する日によっても値段が変わってきますので、高いときは5円くらいの価値があるし、安いときは4円とかの価値になります。
正直通常のポイント還元率だけで見ると、0.3~0.5%くらいになるので、楽天カードなどと比べてしまうと劣ってしまいますが、これから紹介するポイントアップであったり、特定店舗(Amazonやスタバなど)でのポイント倍率アップがあったりするので、意外といい勝負ができると思います。
カードランクについて
カードのランクは大きく分けて3種類あります。公式としてこの区分を名前分けしているわけではないので、便宜的にこちらで定義していきます。また、ここでは表記できないものもありますし、公式HPに載っていないものもありますので、もしカードをお持ちであれば一度確認してみると良いでしょう。
ランク名 | カード種類 |
---|---|
上級 | JCBザ・クラス/プラチナ/JCBゴールド ザ・プレミアム |
標準 | ゴールド/ネクサス/カードs(2025年から) |
その他 | ANA JCB/JAF・JCB などなど |
上級・標準にあたるカードは、JCBが自社で発行しているオリジナルシリーズと呼ばれるカードになります。ここで注意したいのは、一般的にゴールドカードを持っていればそれなりに良いカードのよいに感じますが、JCBの場合は招待制のカードやプラチナカードが存在するため、それらに比べるとひとつ下に位置してしまいます。
ポイントアップ倍率
上記のカードランクと利用金額によって決まる会員ランクに応じてポイントアップの倍率が変わるのでそちらを見ていきます。
会員ランク | 上級カード | 標準カード | その他カード |
---|---|---|---|
ロイヤルαPLUS | 2.0倍 | 2.0倍 | 1.5倍※ |
スターαPLUS | 1.6倍 | 1.5倍 | 1.5倍 |
スターβPLUS | 1.3倍 | 1.2倍 | 1.2倍 |
スターePLUS | 1.2倍 | 1.2倍 | 1.1倍 |
※ご自分のカードがどのランクまで存在しているのかはご自身でご確認ください。
上級カードで年間300万円以上使うとポイント還元率が2.0倍になるので、この点でやっと楽天カードに純粋な還元率としては追いつけるかな、という感じです。
JCBはポイント還元率重視のカードではないため、ポイントを集めたいという方は別のカードを探しましょう。
メリット2:キャンペーン応募口数アップ
JCB STAR MEMBERSの第2のメリットとして、JCBが開催するキャンペーンの応募口数アップの制度があります。
こちらの制度も会員ランクとカードのランクによって倍率が決まり、先程のポイント倍率の場合の区分分けとは少し異なります。
会員ランク | プレミアム会員※ | その他 |
---|---|---|
ロイヤルαPLUS | 6倍 | 4倍 |
スターαPLUS | 6倍 | 4倍 |
スターβPLUS | 3倍 | 2倍 |
スターePLUS | 2倍 | 2倍 |
※ここでのプレミアム会員は「JCBザ・クラス/プラチナ/JCBゴールド ザ・プレミア/ゴールド/ネクサス」を持っている人が対象になります。
最大6倍にも応募口数がアップするのは素晴らしいことですが、一つ注意点があります。
冒頭でも述べましたが、キャンペーン口数アップになるイベントは限られているということです。JCBマジカルクリスマスのような特別なイベントに関してはこういった応募口数アップの対象外であり、他にもUSJの貸切イベントなどをJCBは開催していますが、そちらに関しても同様に対象外であると思われます。
JCBは1年の間に色々なイベントをやっており、どれが対象でどれが対象外か、ということについては直接問い合わせをして確認するなどしたほうが良いでしょう。
JCBマジカルクリスマスの当選確率アップに裏技はない
ここまでJCB STAR MEMBERSの制度について説明してきて、特に第2のメリットであるキャンペーン応募口数アップに関してはマジカルクリスマスにも適用されるのでは、と期待された方もいらっしゃると思いますが、こちらに関しては対象外ということで・・・非常に残念です。
となると、やはり応募期間中に可能な限りお金を使うことが当選確率を上げる唯一の方法になりそうです。
微力ながら可能性を上げる方法として、同時期に開催されるイベントには申し込まないということがあげられます。
同時期に実施する抽選式キャンペーンでの重複当選はありません。
公式HPで上記の注意喚起がされているため、マジカルクリスマスに行きたいという方は、可能な限り一点集中して祈るようにしましょう。
おわりに
残念ながらJCB STAR MEMBERSはマジカルクリスマスなどの特別なイベントに対しては特に意味をなさないことがわかりました。しかし、当選確率を上げるためには支出を集約させてお金をたくさん使う必要があり、これに付随してポイント倍率があがってより多くのポイントを集めることができたり、その他のイベントに対してはキャンペーン応募口数アップなどが適用されるとなると、JCBカードを持っている人・使っている人は意識しておいても良い制度ではないかと思われます。
そもそも昨今のJCBのカードとしての機能はあまり他社と比べると突出して素晴らしいものではないので、マジカルクリスマスなど特別なイベントに当選したいとか、そういった強い思い入れがなければ他のカードを素直に使ったほうが幸せかもしれません。
私は今年も何とかJCBマジカルクリスマスに当選できるように支出をJCBにすべて集約させていますが、同じ志をお持ちの方は6月までにガンガンお金を使ってたくさん応募口数を確保しましょう!
以上、ありがとうございました。