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カインズ「巻きながら洗えるホース付きリールカインズ」を買うと後悔するって話

庭の樹木への水やりや、掃除、そして洗車にも大活躍する家庭用のホースですが、なかなか頻繁に購入するものではないためモノ選びに迷いがちになります。

今回はホームセンターとして有名なカインズから出ている「巻きながら洗えるホース付きリール」を買ったらかなり後悔した、という話になります。

もし今後ホースの購入を検討している方の何かしらの参考になれば幸いです。

カインズ 巻きながら洗えるホース付きリール

カインズから発売されている代表的なホースリールである、「巻きながら洗えるホース付きリール」。

公式HPより引用

こちらは2022年度グッドデザイン賞、2023年IFデザイン賞、2023年レッドドット・デザイン賞という賞を受賞しているなんとも素晴らしい肩書を持つ商品になります。

代表的なスペックは以下の通りになります。

本体サイズ(cm)幅25x奥行30x高さ31.5
全長15m
適合ホース-外径(mm)11.5
適合ホース-内径(mm)7.5
付属品/セット内容接続用ホースセット/接続用ホース1m、3点ビス止めコネクター
用途園芸散水
重量4.6kg
代表的なスペック

「巻きながら洗えるホース付きリール」の特徴

1.巻きながら洗える

こちらの商品の最大の特徴はタイトルにあるとおり、巻きながら洗うことができるということです。

巻き取り部分に持ち手の収納があるため、最終的にそちらから水をかけながら収納することで、常に綺麗な状態を保つことができるという仕組みです。

庭先などで使用しているとどうしてもホース本体に泥など汚れが付着し、それが色々なところに接することで汚れが拡大することがありますが、毎回この仕組みを使用して綺麗に保つことで、この汚れを軽減することができます。

2.スタイリッシュなデザイン

グッドデザイン賞をはじめとする数々の賞を受賞しているだけあって、見た目はかなりコンパクトかつ、ホースの巻き取り部分についても本体の四角形に完全に収まる形になるため、保管する際の見栄えはかなり良いです。

また、背面には取手になる窪みがついているため、持ち運びに関してもかなり簡単に行うことができます。

本体重量がカタログスペックで4.6kgとありますが、そこまで重たい感じはなく、女性一人でも十分持ち運びができる重量かと思われます。

デメリット

こちらのホースは見た目と機能性に性能を振っているのか、不満点・デメリットがいくつかありますのでそちらを紹介します。

1.水圧が弱い

最初にして最大のデメリットですが、水圧が本当に弱いです。

こちらの商品は、ジェット・キリ・ジョウロ・シャワーの4段階を選ぶことができます。

キリ・ジェット・ジョウロまではそれらしい水量とその名に応じた水圧で水がでてくれますが、問題はシャワーにあります

シャワータイプは手ごろに水やりをすることができるため汎用性が高く、最も使用頻度が高いことが想定されますが、こちらの製品のシャワーはジョウロと水圧などが全く一緒で物足りません。なんならジョウロよりも弱いまであるかもしれません。シャワー以外はそれなりに機能しているため、ノズルの設計に問題があるのではないかと思われます。

ジェット
キリ
ジョウロ
シャワー

この水圧が低いというデメリットがあるがゆえに、この商品を購入することはお勧めできません。見た目は良くても肝心のホースとしての性能が低いので、作業する際に非常にストレスが溜まります。もし、ジェットやキリしか使わないという方がいらっしゃるのであれば、こちらの商品でも問題はないかと思います。

5000円出せばそれなりの選択肢があるので、Youtubeなどの動画を参考にしつつもっと良い商品を購入することをお勧めします。

2.ホース径が細い

デメリットの1つ目で上げた水圧が弱いことの原因の1つとして、ホース径が細いことがあげられます。

一般的に考えればわかることですが、ホースの径が太ければ太いほど一度にたくさんの水を送ることができるため、水勢は強くなります。

こちらの商品のホース径は外形が11.5mmのタイプとなり、見た目はスタイリッシュで良いですが、一般的なホースの太さと比べると純粋に細く、これも寄与して水圧が弱いのでしょう。

またこの細さがゆえに、交換できるノズルに制約が生まれます。

多くの散水ノズルは、内径が12mm~15mm、外形が20mmまでという条件で作られており、この製品の細いタイプのホースには適合させることができません。交換しようとしてもなかなか適合するものが多いわけではないので、きちんとものを吟味して選ぶ必要があります。

対策

水圧が弱い問題に対処するため、ホース径を変えることは無理なので、散水ノズルの交換を行いました。

外形11.5mmタイプに適合するものは多くはないですが、なんとなく良さそうなものを見つけましたので、今回は「タカギ(takagi) 散水ノズル コンパクトメタルノズル 細ホース」を購入しました。

見た目もスタイリッシュであるのに加え、金属製でできている点を踏まえて選択しました。(他に選択肢がなかったともいえる)

こちらのノズルは標準のノズルと同様に、キリ・ジェット・ジョウロ・シャワーの4種類を使用することができますが、ノズルを交換することでシャワーの性能が少しだけ向上しました。

ジェット
キリ
ジョウロ
シャワー

シャワーの性能は少し向上しましたが、やはりもの足りなさを感じるところがあり、ホース径を大きくするなどの根本的な対策が必要になってくるかもしれません。

購入すべきではない

私はカインズの「巻きながら洗えるホース付きリール」を、特にデザインが優れているからという理由でもなく、よく調べずになんとなく購入をしたため、かなり後悔しています。

ホース径を太いものに買い替えたいところですが、使用頻度がそこまで高いわけでもなく、それなりに値段をした商品でもあるのでもうしばらく使用をしようと思います。

スタイリッシュでシンプルなデザインを求めている人、そこまで多機能を要するわけではなくキリなどの機能で我慢ができる人であれば選択肢の一つに入れるのはありかと思いますが、洗車などを含めたオールラウンドな使い方を考えている人は、他の商品を選んだほうがストレスなく、幸せな散水ライフを過ごせるでしょう。

私個人の意見としてはシャワーの水圧が弱すぎるので購入すべきではないと考えていますし、カインズのオンラインのレビューでも同様の評価の人がちらほらいらっしゃるので、そういうことかと思います。

皆さんも下調べをよくしてモノを購入しましょう!

以上、ありがとうございました。

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